松風は、「リボンの武者」のもう一人の主人公である。しずかの唯一の友人であり「語り部」に所属している。もともとはしずかのクラスメートで帰宅部であったが、大洗女子学園が全国高校生戦車道大会に初出場で初優勝を飾ったことに触発され、戦車道を始めようとした。戦車道を始める決意をしたところまでは良かったが、肝心の戦車道部が10年前に廃部になっていたことが判明し、途方に暮れていた。その時しずかに戦車道への誘いを受け、共にタンカスロンを始めた。
自らのチーム名をムカデさんチームと名づけているが、それは大洗女子学園を意識しているからか、戦車にデザインしたムカデにちなんでいる。
当初は、しずかがインカムを使わず足によって方向などの意思伝達に戸惑いを見せていたが、このコミュニケーション方法こそがしずかのイメージする「人馬一体」を表していることを理解し、無類の機動力を発揮するようになった。
サンダース戦の後、しずかに対する「一番の友達」だけでなく「戦友」とも意識するようになった。これ以降しずかを「姫」と呼ぶようになった。