ガールズアンドパンツァー Wiki
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甲型の水冷ガソリンエンジンは、ダイムラーが開発した航空機用のガソリンエンジンを戦車用に最適化し転用したものである。これはタウペに搭載されていたエンジンと同系列のものであった。当該航空機用のガソリンエンジンは、陸軍が1914年に研究・製造を始め、1916年に外国から輸入されたガソリンエンジンを雛形にして国産化が始まった。1917年には、国策として民間工場を発展させるために、のちにいすゞ自動車となる東京瓦電気工業と日本製鋼所に「6年式ダイムラー100馬力」航空用エンジンの試作機を発注し、1918年には捕獲的なガソリンエンジンの開発が開始された。これらは、国内の民間企業では初めての航空用エンジンの製造となった。


乙型の空冷ディーゼルエンジンの搭載は、車体の形状変化により遅れた。三菱が1932年から、アメリカ・イギリス等のガソリンエンジンを参考にして研究・開発を開始し、最初の試作エンジンが1933年に完成した。その後、1934~1935年くらいから車体に搭載され、耐寒テストや実用試験などを行いエンジンを改良していき、1936年に完成したエンジンが正式に採用されることとなった。