全長 | 7.02ⅿ |
車体長 | 5.89ⅿ |
全幅 | 2.88ⅿ |
全高 | 2.68ⅿ |
重量 | 25.0t |
懸架方式 | リーフスプリング方式 |
速度 | 38㎞/h(整地) 16㎞/h(不整地) |
行動距離 | 210㎞(初期)~320㎞(中期以降) |
エンジン | マイバッハ HL 120 TRM
V型12気筒ガソリン 300PS(224kW) |
乗員 | 5名(車長、射手、装填手、操縦手、通信手) |
懸架装置はリーフスプリング式を搭載していた。リーフスプリング式は地形に対する追従性が低く、3号戦車の懸架装置よりも機動性に劣っていたが、生産に高度な技術を必要とせず、整備や修理が容易という利点があった。また、リーフスプリング式は車体の脱出ハッチを設置することができるというメリットもある。
砲塔は3人が搭乗するバスケット式のものを搭載していた。戦車長は砲塔の後部に位置するキューポラ(司令塔)から周囲を監視しながら指揮を行った。装填手以外の全員はタコホーン(咽頭マイク)とヘッドセットを装備し、インターコム(車内通話装置)によって連絡をおこなった。
ターレット(回転式砲塔)リングは比較的大きなものを備え、のちの武装強化に対応することができるようになっていた。そのため、戦況に応じて車両を流用した多種多様な派生型が生み出された。