4号潜水戦車
イギリス本土上陸作戦・アシカ作戦用に、D型をベースに作られた。各ハッチ、銃器、主砲などのマウント部分、砲塔のターレットリング部などに防水シールを施し、逆流防止弁のついたチューブを水面の浮きまで伸ばすことでエンジンの排気・吸気を行う構造にしたことで潜水が可能となった。水面下15mの海底を5km/hで進むことが出来た。アシカ作戦が中止となった後、バルバロッサ作戦で実戦投入された。
4号指揮戦車
被弾損傷した指揮戦車中隊長以上向けに改造された。長距離用無線機やアンテナが追加された代わりに砲弾の搭載数が15発減らされている。
4号観測戦車
突撃砲用のキューポラではなく、閉めたままのハッチ前端の小ハッチを開けて砲兵鏡を突き出して、観測任務を行った無線機を3基搭載し、砲塔同軸機銃は取り外された。
4号突撃戦車 ブルムベア
歩兵部隊への火力支援を目的に、戦闘室が搭載された。
4号突撃砲
3号突撃砲の生産工場が破壊されたため、4号戦車の車体に3号突撃砲の戦闘室を搭載し、代用機とした。
4号駆逐戦車
48口径75mm砲を搭載した駆逐戦車。これに70口径75mm砲を搭載した4号戦車/70(V)も造られた。
4号戦車/70(A)
4号戦車J型の車体に4号戦車/70(V)の戦闘室を搭載した。
ホルニッセ / ナースホルン
4号戦車の車台に88mm砲を据え付け、対戦車自走砲とした。
フンメル
4号戦車車台に150mm砲を据え付けた自走榴弾砲。
メーベルワーゲン
4号戦車に3.7cm対空機関砲一門を搭載した対空戦車。
ヴィルベルヴィント
専用の砲塔に20mm対空機関砲を搭載した対空戦車。
オストヴィント
ヴィルベルヴィントに似た設計で、より火力の大きい37mm対空機関砲を搭載している。
カール自走臼砲砲弾給弾車
カール自走臼砲に砲弾を運ぶ給弾車。4号戦車D・E・F型の車台を利用し、それに4発の60cm砲弾又は54cm砲弾を運搬できる装備と、専用のクレーンを設置したもの。カール自走臼砲1輌につき2輌この給弾車が割り当てられた。
8.8cm高射砲搭載試作対空戦車4号C型
機甲部隊防空用に開発された試作対空戦車。開発が遅れたことと、生産計画見直しにより、運用に適さないと判断され試作機にとどまった。