戦車道全国高校生大会に出場することが決定した大洗女子学園戦車道チームの初戦の相手は、優勝候補であるサンダース大学付属高校であった。
同校は、大洗女子学園のチームに比べはるかに人数も多く戦車のスペックも高かったため、その差を少しでも埋めるために、あんこうチームの秋山優花里は学校を休んで相手チームに潜入、ミーティングに潜り込んで質問をするという行動力をみせ情報収集をした。これによって、ファイアフライなどの強力な戦車が出てくることをしった大洗女子学園チームの作戦立案がなされた。
試合が始まると、大洗女子学園チームは全ての行動を相手に読まれ先回りされてしまい不利な状況に陥る。不思議に思ったみほが戦車からふと空を見上げると、空中に小さな気球のようなものが浮かんでいることに気づく。戦車道の経験が豊富であるみほは、それが無線傍受機であることに瞬時に気づき、それを逆手に使って相手を追い詰めることを思いつく。
表面的には相手が無線傍受していることに気づいていないふりをして今までどおり無線を使って指示を出す一方、本当の指示は武部沙織が携帯電話を使ったメールで出すことによって、相手を欺き行動することに成功する。例えば、「ある地点に集合する」と無線で指示をだしておく一方でメールではその地点に先回りをして相手を待ち伏せるといった作戦により、カバさんチームは相手車両を一両破壊することに成功した。